2002-06-14 第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
一時は結核亡国とまで言われた我が国が、結核の予防対策が当を得て結核死亡が激減したのは、我が国の医療と行政の輝かしい業績であることは世界の専門家の一致した認識であり、世界の医療行政の模範であり、他国の羨望の的となっております。その結果、我が国は世界一の平均寿命を十数年も維持し、さらに二〇〇〇年六月、WHOが発表した平均健康寿命は七十四・五歳と、百九十一カ国中断然一位となっております。
一時は結核亡国とまで言われた我が国が、結核の予防対策が当を得て結核死亡が激減したのは、我が国の医療と行政の輝かしい業績であることは世界の専門家の一致した認識であり、世界の医療行政の模範であり、他国の羨望の的となっております。その結果、我が国は世界一の平均寿命を十数年も維持し、さらに二〇〇〇年六月、WHOが発表した平均健康寿命は七十四・五歳と、百九十一カ国中断然一位となっております。
長年の間多額の国費を投入し、あらゆる努力を傾倒して、昭和十八年にはわが国の結核死亡者数十七万一千人であったものが、昭和二十八年にはわずか五万七千人に激減せしめて、ようやく結核亡国よりのがれ出んとしたわが国は、今や再び結核亡国に逆転せんとしておるのであります。(拍手)われわれ、社会労働委員会において、幾たびかこれを警告したにもかかわらず、小林君はその方針を改めようとはしないのであります。
(「すぐ総理を連れてこい」「総理が来るまで長谷川君待て」「やれやれ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然) 昭和年代の初め以来、結核療養所を設立して、国民……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)わが国民を結核亡国から救わんとした君たちが、いかに多くの迫害を受けたかは、わが国民は決して忘れてはなりません。
私は私の立場から卒直に言うならば、こういう法案を作るときを契機として、結核亡国と言われ、或いは世界のうちで一番不名誉な名前を持つて……、結核が日本に一番多い。
○高橋進太郎君 厚生大臣から結核に対する施設についての予算の実体をお聞きしたのでありますが、いわゆる結核は結核亡国とも称せられるのでありまして、これは我が国といたしましては国を挙げてこれが撲滅に当るべきであり、且つ又これの患者の実態から見ますれば、これは全く国において或いは社会においてこれの全額負担をなしまして、そうしてこれらの施設に対して十分なる対策を講ずべきであると考えます。